【ゲームプレビュー】兵馬俑(今秋発売予定)

ゲームプレビューでは、発売前商品をいち早く紹介しています。詳細な内容は、紹介記事をお待ちください。

 兵馬俑とは、中国で死者を埋葬する際に副葬された兵士や馬をかたどった像のこと。数多くの像が大きなスケールで整然と並べられた様を写真などで見た方も多いのではないでしょうか。
 「兵馬俑」は、まさにそのタイトル通り、プレイヤーたちは「兵馬俑」の建造に関わることになります。

 ゲームのメインメカニズムは、アクション選択とタイル配置です。
 アクションを駆使し、兵馬俑の建造値へさまざまな俑を並べていくという、比較的オーソドックスなものと言えるでしょう。
 しかし、その二点のメカニズムにこそ、「兵馬俑」の魅力が詰まっているのです。

 まず、アクション選択。
 存在感を放つこのリングがアクション選択を行うための場となります。
 ここに駒を置きアクションを選択、実行していくわけですが、リングが三層構造になっているのが面白いところ。
 アクションは、三層構造のリングを内側から外側に向かって、描かれた三種類のアクションを実行することになるのですが、このリングは、アクション選択の前にコストを支払うことで回転させることができるのです。
 もちろん、制限が設けられており、「好きな三つのアクションを組み合わせが可能」なんて甘いことはありません。制限の中で、より効果的なアクションの組み合わせは何か、重要なポイントとなるでしょう。


 

 もう一点のメインメカニズムであるタイル配置。
 このタイル配置を、極めて魅力的に彩ってくれるのが、兵馬俑を再現したミニチュアの数々です。
 「タイル配置」とは言っていますが、実際は、これらのミニチュアをボード上に配置していくことになります。
 用意された数、なんと60個。一般的な兵士俑の駒だけで4種類、計44個。それに加え、特殊な駒4種類、16個が用意されているのです。
 それぞれが精巧な作りな上、それぞれの駒には役割、効果が与えられており、特殊な駒はさらに特徴的な効果を持つことになります。
 ゲームが進むにつれ、ボード上にこれらの駒が並べられていく様はちょっとほかにない壮観さと言っていいでしょう。

 アクション選択は、三種のアクションを組み合わせがカギとなるのはもちろんのこと、配置できるワーカー駒の制限もあり、ワーカープレイスメント的な側面も強く、ミニチュアの配置は当然のごとく他のプレイヤーとの場所を巡っての熾烈な争いが待っています。
 見た目の華やかさ、スケールの大きさに惑わされてはいけないーそんな内容に仕上がっているのではないでしょうか。


 ゲームの全体像としての詳細な紹介は、発売が近くなってきたらお送りしたいと思います。
 「兵馬俑」は、テンデイズゲームズから今秋発売予定。ご期待ください。

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