この記事は、以前、開催した「ペアーズルールコンテスト」の入賞作品のルールになります。開催当時、公開予定だったのですが、タイミングを逸してしまい、その後、公開されずに時間だけが経過してしまいました。応募された方、楽しみにされていた方にはお詫び申し上げます。
少し時間が経過してしまいましたが、ゲーム(ルール)内容自体は色あせることはなく、今回、お客様からの発表を望む声もあり、発表させていただくに至りました。
ぜひ、遊んでいただければと思います。
プレイヤー数:4人
必要なもの:ペアーズデッキ1組
ゲームの概要
ドラフトを行い手札を作成した後、トリックテイキング風に手札のカードを出し、得点化していくゲームです。最も多い点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。
手札の準備(ドラフト)
①任意の方法で最初のスタートプレイヤーを決定します。
スタートプレイヤーの目印として、そのプレイヤーの前にカットカードを置いてください。
②スタートプレイヤーは全てのカードをよく混ぜ、各プレイヤーに11枚のカードを配ります。
余ったカードは使用しませんので脇にどけておいてください。
以下、③~⑦を各プレイヤー同時に行います。
③配られたカードの中から1枚を選び、「自分のカード」とします。
④残ったカードを全て左隣のプレイヤーに渡します。
⑤渡されたカードの中から1枚を選び、「自分のカード」に加えます。
⑥残ったカードを再度、左隣のプレイヤーに渡します。
⑤と⑥を繰り返し、11枚の「自分のカード」を作成してください。
※カードを選ぶ途中で、既に獲得した「自分のカード」を確認する事は構いませんが、
渡されたカードと「自分のカード」が混ざらないように、注意してください。
⑦「自分のカード」を確認後、1枚を選んで裏向きのまま捨ててください。
捨てたカードも使用しませんので脇にどけてください。
最終的に、残った10枚のカードを手札とします。
ラウンドの流れ
このゲームはラウンドを10回繰り返し、その後得点計算を行います。
各ラウンドでは手札が1枚ずつ減っていきます。
10ラウンド行い手札が無くなったら得点計算に移ります。
ラウンドの流れ
※このゲームでは、2人が同じ数字のカードを出したらペア成立とします。
1.カードを出す
スタートプレイヤーが手札から1枚カードを選び、表向きで自分の前に出します。
次に、左隣のプレイヤーが手札から1枚カードを選び、表向きで自分の前に出します。
3人目、4人目のプレイヤーも同様に手札からカードを出します。
この時、現在のラウンドで既にペアが成立している数字は出すことが出来ません。
(どうしても手札から出せるカードが無い場合のみ、3枚目のカードを出すことが出来ます。
3枚目のカードを出した場合は「11」のカードを出したものとして獲得の処理を行ってください。)
2.カードの獲得
4人が1枚ずつカードを出したらカードの獲得を行います。
ペアが成立しているかどうかで、処理が変わります。
出されたカードのパターンは以下の3パターンになります。
A:2組のペアが成立する。
B:1組のペアのみ成立する。
C:1組もペアが成立しない。
Aの場合、各プレイヤーは自分の出したカードを表向きで獲得します。
Bの場合、ペアが成立したプレイヤーは、自分の出したカードを表向きで獲得します。
残った2枚のうち、大きい数字を出したプレイヤーが残った2枚を裏向きで獲得します。
Cの場合、最も小さい数字を出したプレイヤーは自分の出したカードを表向きで獲得します。
最も大きい数字を出したプレイヤーは残った3枚を裏向きで獲得します。
獲得したカードは、自分の前に置き、他のプレイヤーから見える状態にしてください。
また、獲得したカードを手札に加えないように注意してください。
3.スタートプレイヤーの移動
ペアの成立やカードの獲得に関わらず、スタートプレイヤーを左隣りのプレイヤーに移動します。
1~3を10回繰り返し、手札が無くなったら得点計算に移ります。
得点計算
以下の表に従い表向きで獲得したカードの種類と同じ数字の枚数、裏向きで獲得したカードの枚数によって点数を計算します。
■種類
1~3種類 0点
4種類 1点
5種類 3点
6種類 5点
7種類 9点
8種類 15点
9種類 30点
10種類 ゲームに勝利
■同じ数字
2枚 2点
3枚 6点
4枚 20点
5枚 ゲームに勝利
■裏向きのカード
数字に関わらず、-1点(
得点計算の例)
獲得したカードが以下の通りの場合
表向き(10,9,9,8,7,7,6,4)
裏向き2枚
種類が6種類あるので5点
9が2枚あるので2点
7も2枚あるので更に2点
裏向きのカードが2枚なので-2点
合計7点となります。