Gen Conで発表された新作二タイトルを発売します!

 先日開催されたアメリカのゲームコンベンション「Gen Con(ジェンコン)」。
 1968年から開催されているこの「老舗」イベントは、アメリカのシーンを反映していて、テーブルトークRPGやウォーゲームと言ったボードゲーム以外の割合も多め。
 そんなこともあり、ユーロ系ボードゲームのボードゲームの新作は、毎年10月にドイツで開催される「エッセンシュピール」で発表されることが多かったのですが、昨今は、アメリカでもユーロ系ボードゲームの人気が高まってきたことで、ユーロ系ボードゲームの出版社や出版数自体が増え、それに比例するようにGen Comで発表される新作も多くなってきたのです。
 ここでは、そのGen Conで発表された新作の中から、テンデイズゲームズが日本語版を出版する予定となっている新作を簡単に紹介したいと思います。

黄金コンビ復活!―ティルトゥム

 今やイタリアを代表するデザイナーから、最新ボードゲームシーンを代表するデザイナーとなった感のあるシモーネ・ルチアーニ、ダニエル・タッシーニ。
 「ツォルキン」、「マルコポーロ」のヒットで知られるこの二人が久しぶりにタッグを組んで発表したのが、この「ティルトゥム」です。もう、これだけで、私もそうなのですが、「大注目」と思うゲームファンの方も多いのではないでしょうか。 
 ルネサンス期の商人となり、タイトルにもなっている都市「ティルトゥム(現在のベルギー・ティールト)」からヴェネツィアまでのヨーロッパ一帯を巡り、交易や商館の設立、契約の履行、大聖堂の建設への投資、貴族との関係構築などを行い得点を競う、まさに「盛り沢山系ユーロゲーム」。
 ここ最近のこの二人、とりわけタッシーニは、かなり尖ったゲームを発表している印象ですが、「ティルトゥム」では王道的な要素をスマートにまとめてきた印象で、この二人のコンビ作を待っていた人にとっては期待通りの一作になっているのではないでしょうか。
 ちなみにメインとなるメカニズムは、ダイスピックによるアクション実行で、ダイスの目が小さいと得られるリソースが少ないがアクションとしては強く、ダイスの目が大きいと得られるリソースは多いもののアクションは弱い、というのが悩ましいところというもの。
 手前味噌ながら、ユーロ系ゲームシーンにおけるこの秋の大本命と言っても過言ではないでしょう。秋発売予定!お楽しみに!

待望の追加マップが登場!―アーク・ノヴァ:追加動物園マップパック1

 2022年を代表する一作となった感のある「アーク・ノヴァ 新たなる方舟」に早くも追加マップパックが登場します。
 詳細はまだ明かせないのですが、生息地域の多様性がカギとなる「地理的動物園」、飼育ではなく救助という視点から新たな形で動物をマップに追加できる「救助センター」の両面仕様となっています。
 マップはあったらあっただけ楽しめると思いますので、ファンならマストバイではないでしょうか。
 発売は8月~9月と少し早めのタイミングです。

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