テンデイズゲームズブログ この記事は、以前、開催した「ペアーズルールコンテスト」の入賞作品のルールになります。開催当時、公開予定だったのですが、タイミングを逸してしまい、その後、公開されずに時間だけが経過してしまいました。応募された方、楽しみにされていた方にはお詫び申し上げます。
少し時間が経過してしまいましたが、ゲーム（ルール）内容自体は色あせることはなく、今回、お客様からの発表を望む声もあり、発表させていただくに至りました。
ぜひ、遊んでいただければと思います。
『大富豪』をモチーフにした、遊びやすく盛り上がれるパーティーゲーム
プレイ人数：2～6人
プレイ時間：15分
対象年齢：10歳以上
▼このルールのコンセプト
・多くの人が遊び方を知っている『大富豪』をモチーフにする
・2人でも遊べるようにする
・『大富豪』の色々なローカルルールを極力そぎ落とし、シンプルなものにする
・面白さの担保は、ペアーズの特徴である「数字の偏り」と、「ペアで出したときに起こること」で行う
▼必要なもの
・『ペアーズ』×1セット
・勝利チップ×人数分（勝利数をカウントするのに使います）
▼ゲームの準備
勝利チップは脇によけて置きます。
カード55枚をウラ向きでひとまとめにしてよく切り、各プレイヤーに可能な限り同じ枚数だけ配りきります。
余ったカードはウラ向きのまま脇によけ、今回のゲームでは使いません。
具体的な枚数は、下記を参照してください。
2人プレイ：配る27枚ずつ、除外1枚
3人プレイ：配る18枚ずつ、除外1枚
4人プレイ：配る13枚ずつ、除外3枚
5人プレイ：配る11枚ずつ、除外0枚
6人プレイ：配る9枚ずつ、除外1枚
各プレイヤーは、配られたカードを「場札」としてピラミッド状に各自の手元で並べます。
1番上から1枚、2段目に2枚の順に配置していきます。
カードの一番下の段はオモテ向きで並べます。
残りのカードは手札として持ちます。
手札の内容を他のプレイヤーに見られないようにしましょう。
具体的な枚数は、下記を参照してください。
2人プレイ：ピラミッド6段(21枚)、手札6枚
3人プレイ：ピラミッド4段(10枚)、手札8枚
4人プレイ：ピラミッド3段(6枚)、手札7枚
5人プレイ：ピラミッド3段(6枚)、手札5枚
6人プレイ：ピラミッド3段(6枚)、手札3枚
じゃんけんなど適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
▼ゲームの進行
【1】
スタートプレイヤーがカードを出します（台札）。
カードは、「自分の手札」か、「自分の場札のオモテ向きになっているカード」の中から選んで出します。
同じ数字のカードなら2枚以上出すこともできます。
このとき、手札と場札を組み合わせて出すことができます。
例：手札にある8を2枚と、場札でオモテ向きになっている8を1枚の、合計3枚を一度に出すことができます。
[場札について]
場札のうちオモテ向きのカードは、手札の一部であるかのように使用できます。
場札が使用されたことによって、上に乗っているカードがなくなった場札はオモテ向きにします（以後、使用できるようになります）。
【2】
左どなりのプレイヤーが、【1】の要領で台札と「同枚数」の、「より強い」カードを出します（同じ数字は出せない）。
[カードの強さ]
強い1＞2＞3＞4＞5＞6＞7＞8＞9＞10弱い
出せるカードがない、もしくは出したくない場合には、パスをします。
その際は「パス」と宣言し、手札をテーブルに伏せて置くとわかりやすいのでおすすめです。
パスをした場合、台札が流れるまでそのプレイヤーはカードを出せません。
【3】
こうして【2】の要領で、時計回りの順に各プレイヤーの手番を行っていきます。
1人を残してすべてのプレイヤーがパスをしたら、台札は流れます（場の外によけて置く）。
※【1】からここまでの流れを「ラウンド」と呼びます。
最後にカードを出したプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなり、次のラウンドを行います。
【4】
いずれかのプレイヤーが、手札と場札をすべて出し切ったら、（たとえそれがラウンドの途中であっても）即座に1ゲーム終了となります。
出し切ったプレイヤーがこのゲームの勝者となり、目印として勝利チップを1枚獲得して、自分の手元に置きます。
【5】
1ゲームが終了したら、「ゲームの準備」まで戻って、次のゲームを行います。
2ゲーム目以降は、直前のゲームで勝った人の左どなりの人がスタートプレイヤーになります。
最初に2勝したプレイヤーがこのゲーム全体の勝者となります。
▼カードの特別な出し方
[革命]
同じ数字のカードを4枚以上同時に出すと、そのときからカードの強さが逆転し、1が最弱、10が最強となります。
再び革命（反革命）が起きれば元に戻ります。
※革命の効果は強制です。
[ペアーズバック]
同じ数字のカードを2枚ペアで出すと、そのラウンドは特別なラウンドになります。
そのラウンド（台札が流れるまでの間）は、「一時的に革命状態」になります。
また、このラウンド中には2枚ペアで出しても新たなペアーズバックは起こらなくなります。
※ペアーズバックの効果は強制です。
▼プレイのコツ
・手札はなるべく温存し、場札から無くしていくのがコツです。
・弱いカードでも複数枚出しをうまく使えば有利に進められます。カードを複数枚出せる場合には、場や相手の様子もよく見て、何枚で出すのかよいか考えましょう。
・各プレイヤーが出したカードや、既に公開されている場札のカードを記憶し、数えておければ、よりよい判断ができます。ですが、このゲームは運要素の強いパーティーゲームなので、気軽に遊ぶのもおすすめです。
▼このルールについて
考案者：のざくに
協力者：もみじ。、西巻、ぽんこ、最後まで2枚ペアは革命案を推していたささ
