10月14日木曜日、ドイツエッセンで「Spiel」が開催となります。
コロナ禍で昨年はデジタル開催となった「Spiel」も、今年は実際に会場に来場者を入れての開催。制限をかなり設けつつとはいえ開催にこぎ着けたのは、一ファンとしても本当に嬉しいところ。
そのSpielで発売、発表される新作もコロナ前とは比べものにならないものの、同じ時期にこれだけ出るのだから、やはり興奮させられます。
この記事では、その発表、発売される新作群の中から個人的に注目作を紹介していきたいと思います。
本当は、2019年までのように動画で賑やかに紹介していきたかったのですが、まだまだ一所に集まってのお喋り配信は難しいこともあり、今年はブログ記事でお送りいたします。
なお、この記事で触れているタイトルは、あまりテンデイズゲームズと関わりのない出版社に限っています。
本当にごくごく個人的なものだと思っていただければ。
ちなみに、配信の時は一緒にやっているシミーズさん、永峯さんのお二人、そして数寄ゲームズの円卓さんも同様の記事、一人での配信をやっておりますので、ご興味のある方、こちらもどうぞ。
シミーズさん→ツイキャス「エッセン直前チェック!!! / シミーズボードゲーム」
永峯さん→今日もプレイミス「2021年エッセンシュピール私的注目作」
円卓さん→18番発電所「エッセンシュピール2021の個人的注目作10作」
Rocodromo
https://boardgamegeek.com/boardgame/313166/rocodromo
見ての通り、ボルダリング、スポーツクライミングをテーマとしたタイトル。
スポーツテーマのボードゲームに「アタリ」ははっきり言って少ない。
動画を見た限り、(先取りの要素はあるものの)用意されたタイルを使ってちょうど届く穴へ駒を進めていくというごくごく単純なレースゲームようだが、はたしてアタリかハズレか。
Galaxy Trucker
https://boardgamegeek.com/boardgame/336794/galaxy-trucker
最高のドタバタリアルタイムパズルゲームが帰ってきた!
過去、幾度となく日本語版を夢見たタイトルだけに、この機会に日本語版が出てくれれば……と願わずにいられない。
Caral
https://boardgamegeek.com/boardgame/348325/caral
「カルカソンヌ」のヴレーデによる新作。今年はデモ出品。
ヴレーデ、今年はPegasusから「Fire & Stone」を発表したり、なにやら精力的。
この「Caral」、まだ情報は少ないものの、特殊効果カードあり、ミニチュアを用いたピラミッド建設ありの本格指向の様子。
加えて「グレンモア2」の出版社からということもあってか「グレンモア2」で見られたモジュール形式の拡張「クロニクル」方式も取り入れているようで、さらにゲームを発展させていくことも可能とのこと。
これまで「カルカソンヌ」のデザイナーでありながら、あまり強い存在感を打ち出してこれなかったヴレーデが、キースリングのようにその存在を強烈にアピールできるのか。今年と来年、注目してみたい。
Gigaton
https://boardgamegeek.com/boardgamepublisher/13288/sinonis
まさか、2021年になってSINONISの新作を見ることになろうとは。
デザイナーは、「ショウビジネス」から11年ぶりの新作となるよう。
内容は、ポストアポカリプステーマの3Dミニチュアを使ったレースゲーム。
いや、内容はどうでもいい。SINONISの新作というだけでアツい。
Glory: A Game of Knights
https://boardgamegeek.com/boardgame/206757/glory-game-knights
騎士となって、馬、装備を揃えつつ、いろいろな人の助けを借りて、槍試合に出場、勝ち上がることを目指すという、全国1000万槍試合ファン大注目の一作。
最愛の女性とのロマンスや、有名な貴族に挑むという展開も盛り込まれているようで、デザイナー曰く「騎士の人生の物語をボードゲームを通じて伝えたかった」とのこと。
もちろん、プレイヤー間の闘いもありで、アツい展開も期待できそう。
2019年にデモ出品の話を聞いて会場で探したものの見つけられなかったタイトルがいよいよ発売。
絶対遊びたい。